「今使っているLaravelは何バージョンだろう?」「composerでインストールされたバージョンが正しく反映されているか確認したい」——そんなときに使えるLaravelのバージョン確認方法を、実際に動作を検証しながらまとめました。ターミナルからの確認方法だけでなく、コード内やブラウザから確認する方法まで、目的別に使い分けられるよう5つの方法を紹介します。
Laravelのバージョン確認方法5選
Laravelのバージョンは、確認したい場所や状況によって適した方法が異なります。まずは代表的な5つの方法を、実際の実行結果とあわせて見ていきましょう。
1. artisanコマンドで確認する(最も簡単)
プロジェクトのルートディレクトリで、以下のコマンドを実行します。
php artisan --version
# または省略形
php artisan -V
実行すると、次のようにインストールされているLaravelのバージョンが表示されます。
Laravel Framework 13.20.0
ターミナルが使える環境であれば最も手軽で確実な方法です。artisanコマンド全般の使い方はArtisanコマンド徹底解説でも詳しく紹介しています。
2. composer.jsonファイルで確認する
プロジェクト直下のcomposer.jsonを開き、require内のlaravel/frameworkの行を確認します。
"require": {
"php": "^8.2",
"laravel/framework": "^13.8",
...
}
ここに書かれているのは「許容するバージョンの範囲」を示すバージョン制約であり、実際にインストールされている正確なバージョンではない点に注意してください。たとえば^13.8は「13.8以上14.0未満」を許容する指定です。正確なインストール済みバージョンを知りたい場合は、次のcomposer showコマンドを使います。
3. composerコマンドで正確なインストール済みバージョンを確認する
実際にインストールされている正確なバージョンは、Composerのコマンドで確認できます。
composer show laravel/framework
実行結果の例です。
name : laravel/framework
descrip. : The Laravel Framework.
keywords : framework, laravel
versions : * v13.20.0
released : 2026-07-14, this week
インストール済みパッケージの一覧から絞り込みたい場合は、次のコマンドでも同じ情報を取得できます。
composer show -i | grep "laravel/framework"
依存パッケージの管理方法についてはComposer Installガイドも参考にしてください。
4. コード(tinker・Controller・Blade)から確認する
アプリケーションのコード内でバージョンを取得したい場合は、App::VERSION()またはapp()->version()を使います。tinkerで動作確認すると次のようになります。
php artisan tinker --execute="echo App::VERSION();"
# => 13.20.0
php artisan tinker --execute="echo app()->version();"
# => 13.20.0
Controllerやルートの中で使う場合は、次のように記述します。
Route::get('/version-check', function () {
return [
'laravel_version' => App::VERSION(),
];
});
このルートに実際にアクセスすると、次のようにJSON形式でバージョンが返ってきます。
{"laravel_version":"13.20.0"}
Bladeテンプレート内で表示したい場合は{{ App::VERSION() }}と書くだけで反映されます。デバッグ画面や管理画面にバージョン情報を表示したいときに便利な方法です。tinkerの詳しい使い方はLaravel Tinkerを使った効率的なデバッグとデータ操作のテクニックで解説しています。
5. IDEやエディタの補完・composer.lockから確認する
手元の環境を直接操作せずに確認したい場合は、composer.lockファイル内を"name": "laravel/framework"で検索する方法もあります。composer.lockには実際にインストールされた正確なバージョンが記録されているため、composer.jsonのバージョン制約と違い、確定した値を確認できます。VS CodeなどのIDEでLaravel向け拡張機能を使っている場合は、補完候補やホバー表示からバージョンのヒントが得られることもあります。
方法早見表
| 方法 | コマンド/確認場所 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| artisanコマンド | php artisan --version |
ターミナルからすぐ確認したいとき |
| composer.json | "laravel/framework": "^13.8" |
許容バージョン範囲を把握したいとき |
| composerコマンド | composer show laravel/framework |
実際のインストール済みバージョンを正確に知りたいとき |
| コード(tinker/Blade) | App::VERSION() / app()->version() |
アプリ内やデバッグ画面で表示したいとき |
| composer.lock | "name": "laravel/framework"で検索 |
ファイルだけで確定バージョンを調べたいとき |
バージョン確認でつまずきやすい注意点
PHPのバージョンと混同しない
php -vで表示されるのはPHP自体のバージョンであり、Laravelのバージョンではありません。両者は別物なので、Laravelのバージョンを知りたいときは必ずphp artisan --versionやcomposer showを使ってください。LaravelとPHPのバージョンの組み合わせについてはLaravelで最適なPHPバージョンを選択する方法とそのメリットとは?でまとめています。
composer.jsonの記載とインストール済みバージョンは一致するとは限らない
composer.jsonの"laravel/framework": "^13.8"はあくまで許容範囲の指定です。実際にどのバージョンがインストールされているかは、composer.jsonだけでなくcomposer showやcomposer.lockで確定させる必要があります。特に複数人で開発しているプロジェクトでは、この2つの情報がずれていないか定期的に確認しておくと安心です。
古いバージョンを使っていた場合は
確認した結果、Laravelのバージョンが古かった場合は、サポート状況やセキュリティの観点から最新版へのアップデートを検討しましょう。具体的な手順や注意点はLaravelバージョンアップデートの手順と注意点:最新機能を活用しようで詳しく解説しています。
よくある質問
Q. laravel -Vとphp artisan –versionは同じ結果になりますか?
A. いいえ、異なります。laravel -V(Laravelインストーラー自体)で表示されるのはインストーラーのバージョンであり、プロジェクトで使われているLaravel本体のバージョンではありません。プロジェクトのバージョンを知りたいときは、必ずプロジェクトのディレクトリでphp artisan --versionまたはcomposer show laravel/frameworkを実行してください。
Q. Laravel Sailを使っている場合はどう確認しますか?
A. Dockerコンテナ内でartisanコマンドを実行する必要があるため、sail artisan --versionのようにSailのコマンド経由で実行します。基本的な確認方法自体はホスト環境と同じで、実行するコマンドの前にsailを付ける点だけが異なります。
まとめ
Laravelのバージョン確認は、php artisan --versionを使うのが最も手軽で確実な方法です。より正確なインストール済みバージョンを確認したい場合はcomposer show laravel/framework、コード内で動的に扱いたい場合はApp::VERSION()を使い分けましょう。確認したバージョンが古い場合は、サポート状況を踏まえてアップデートも検討してみてください。

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