php artisan up — メンテナンスモードを解除する

artisan
  • カテゴリ: artisan
  • 掲載バージョン: Laravel 12・PHP 8.4
  • コマンド: php artisan up
  • 関連: down, route:cache, config:cache
  • 変更履歴: なし(安定)

要点(TL;DR)

  • メンテナンスモード(down)を解除するコマンド
  • 最低限の使い方: php artisan up
  • よくある罠
    • デプロイ途中で up すると不整合が露出する
    • キャッシュ再生成前に公開してしまう
    • キュー/スケジューラが未起動のまま公開

概要

php artisan up は、php artisan down で有効化したメンテナンスモードを解除し、アプリケーションを通常公開状態に戻します。
デプロイ完了後の最後の一手として実行するのが基本です。
本番環境では、キャッシュ・マイグレーション・キュー起動を確認してから実行します。

構文 / シグネチャ

php artisan up
  • 引数: なし
  • 戻り値: なし
  • 副作用: メンテナンスフラグ(storage/framework/down)の削除

使用例

最小例

php artisan up

実務例(安全なデプロイ手順)

php artisan down --render="errors::503"
php artisan migrate --force
php artisan config:clear
php artisan config:cache
php artisan route:cache
php artisan view:clear
php artisan up

DB変更・キャッシュ再生成が完了してから公開するのが定石。

よくある落とし穴・注意

  • キャッシュ不整合
    config:cache / route:cache 前に up すると、旧設定でアクセスされる。
  • キュー未起動
    Horizon / queue worker を起動せずに公開すると、非同期処理が滞る。
  • CI/CD での順序ミス
    rsync・ビルド途中で up してしまうと、404 や500が一時的に発生。

代替・関連APIとの比較

手段役割使い分け
php artisan downメンテナンス開始デプロイ開始時
php artisan upメンテナンス解除デプロイ完了時
ロードバランサ制御トラフィック遮断大規模環境向け

テスト例(Pest)

it('maintenance mode is disabled', function () {
    expect(app()->isDownForMaintenance())->toBeFalse();
});

トラブルシュート(エラー別)

症状原因対処
503 が出続けるdown ファイル残存storage/framework/down を確認
一部ページだけ 500キャッシュ不整合config:clearcache
バッチが動かないキュー未起動worker / Horizon 起動

参考リンク

レン (Wren)

こんにちは。レンです。

Laravelのコードの森に住んでいる、小さな案内役です。
ルーティングの枝やクラスの影を歩きながら、コードの流れや仕組みを眺めています。

このサイトでは、Laravelの基本から実装のコツまで、開発で役立つポイントを静かに整理しています。
難しいことを増やすのではなく、コードの見通しが少し良くなるヒントを届けるのが役目です。

「この処理はどこに書くのがいいのか」
「Laravelではどう考えると整理できるのか」

そんな疑問に、小さなメモを残すような気持ちで記事を書いています。

コードを書いている途中で迷ったとき、
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